【海鮮市場 明神丸】 [赤ちょうちん]
巣ごもるのもなんだし
大型連休を目前にして、会社も社会もそぞろ浮き足立っている。
暦どおりに数えれば今年は5連休。来週には休暇を取る人もいるようだ。
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遠くに行くのもいいけれど、定額給付金も旅行の費用には足りないし。
私のやることといえばやっぱり飲み歩きだな。
おいしい魚介においしいお酒。
そして今なら沖縄料理。
「海鮮市場 明神丸」はそんな、酒と魚を堪能できるパラダイスだ。
海産物問屋が直営する「海鮮市場 明神丸」。
問屋直営のメリットとは、もちろん、質のいいものをリーズナブルな値段で仕入れられることだ。
それはメニューの価格にも反映される。
私たちからすれば、質のいいものを安くお得な値段でいただけるということである。
定番メニューはテーブルに備えられているが、
店内の黒板には旬の食材を使ったメニューやおすすめ品が記されているので、ここから選ぶのもいい。
さらに、4月からは沖縄フェアが実施されている。
今でこそ神田近辺で沖縄料理が食べられる店も増えたが、
10年前に開店した頃はかなり珍しかったそうだ。
泡盛の残波(700円)と海鮮ゴーヤちゃん(860円)、そして、
カンパチのあら煮(680円)、ホタルイカの沖漬け(600円)、鯖のへしこ(500円)を注文した。
海鮮ゴーヤちゃん、つまり、魚介を使ったゴーヤチャンプルだ。ランチョンミートは入っていない。
私はゴーヤチャンプルは苦手なのだが、これはもりもり食べられてしまう。
ゴーヤもあまり苦くないし、えびと軟らかくて甘みがある帆立のおかげか、
決して全然薄い味ではないのだが、やさしい味わいになっている。
歯ごたえの強い豆腐は、沖縄から取り寄せているそうだ。
カンパチの身はふっくらしており、柔らか~く煮あがっている。
チャンプル同様、味はしっかりしているのにくどくなく、絶妙の塩梅だ。
チャンプルにしてもあら煮にしても、これなら立て続けに食べても厭にならない気がする。
ホタルイカの沖漬けは、酒のきいた醤油だれにばっちり漬かっている。もう、つまみとして、最高だよねこういうのは。
えー、恐縮ですが、同じ台詞を繰り返します。
もう、つまみとして、最高だよねこういうのは。
鯖のへしこ、つまり糠漬けだ。
「な・ま・ら・う・ま・い」
それほど強烈に糠くさいわけではなく、少しずつ少しずつかじっていると、
しょっぱいのだけれどまろやかで、もうほかに何もいらない、と思うのだ。
チャンプルとかカンパチとかさんざん食べながらナンだが・・・。
お店の人にお願いすればご飯とかつおだしをもらえるので、シメに「鯖へしこ茶漬け」を楽しむのもアリだ。
来週あたりまた来るか・・・
今日の一言
「幸せは身近なところにあるんだ」
会社の帰りにうまい酒と魚。これ至福。負け惜しみでもなんでもなくて。
紹介するお店も徐々に増えてきたが、私が今つかっているのが
地図上でお店を一覧できるもの。とても重宝している・・・気になる方はこちら
本日のお店
店名 海鮮市場 明神丸
住所 千代田区内神田3-12-5 渡辺住研ビル2F
TEL 03-5256-1510
地図はこちら営業時間
月曜日~金曜日
11:00~14:00
17:00~23:00
土曜日
17:00~22:00
定休日:日曜日・祝日座席 テーブル7卓、座敷6卓で、60名くらい収容可
客層 常連サラリーマン主なメニュー
刺身
インドマグロ 1000円
ボタンエビ 1000円
活〆真ダイ・カンパチ 各930円
かつおタタキ 820円
ネギトロ 720円
イカ・タコ・ホタテ 各600円
お好み3点盛り 1890円
かつおタタキ土佐造 1000円
一品料理
プリプリ車えびの塩ゆで 1000円
アサリの浜蒸し 525円
もやしと魚貝のピリ辛炒め 525円
九州店直送さつまあげ 525円
カニコロッケ 600円
イワシのサンガ焼 600円
かつおハラス焼 380円
サクサクエビの唐揚 480円
カニサラダ 980円
かつおタタキサラダ 750円
タコわさび 300円
クエの紙鍋 1580円
御飯物
北海道生ウニ丼 2100円
海鮮丼 1600円
かつおタタキ丼 1200円
たつおタタキ茶漬け 630円
焼おにぎり茶漬け 400円
ドリンク
生ビール 530円
黒ビール 530円
ハーフ&ハーフ 530円
瓶ビール 700円
サワー各種 525円
日本酒各種 450円~950円
焼酎各種 400円~1000円
カクテル各種 420円~600円
果実酒各種 400円〈こだわりチェック〉
・看板娘はいる? ホールにいます。
・ランチはドリンク付? お茶、味噌汁、惣菜類がセルフサービス。
・ランチタイムは禁煙? 喫煙可。
・トイレは快適? 洋式が1つ。
・ビールの銘柄は? サントリーのザ・プレミアム・モルツとキリンの一番搾り。
〈豆情報〉
国産・地場産の食材を積極的に使っている印の
「緑ちょうちん」を掲げるお店。
調味料以外はすべて国産食材なので「星5つ」を掲げられるのだが、
九州から仕入れたものが多いため「地場産」とはいえないということで、
謙虚にも「星1つ」としているそうだ。
4月から9月頃までは沖縄フェアを、その後、
秋から冬にかけては北海道フェア、
冬から春先には九州フェアが行われ、季節ごとに地方の料理を楽しめる。
テーブルサッカーが置いてあり、ゴキゲンなお客さんがプレイに興じる姿も。
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【コスプレ酒場 不思議亭】 [赤ちょうちん]
変わらなきゃ
新年度を迎え、周囲には習い事や活動を始めた人も多い。
これまでの自分を変えたり、新しいことを始めたりしたい気分は確かにわかる。
私とて新たなお店開拓を志向する日々だ。
「コスプレ居酒屋に行ってみませんか?」
隣の机で働く若い同僚に誘われた。
というわけで、本日紹介するお店は、コスプレ居酒屋である。
ここ「コスプレ酒場 不思議亭」は、店員さんがコスプレをしている居酒屋だ。
私にとっては未知の世界。
「僕も詳しいわけじゃないけど、居酒屋なわけだし、普通に楽しめばいいんじゃないですか」
普通にってなんだよ、なんでも普通にで済ますなよ・・・
カウンターと座敷、それに個室がひとつある。
そして、四人ほどいるホールスタッフの女性が、居酒屋らしからぬ不思議な(?)格好をしている。
コスプレした人を至近距離で見たのは初めてかもしれない。なにやら妙な気分だ。
明るい水色のセーラー服にえんじのタイをしめた店員さんに座敷に案内してもらう。
「あれは多分ハルヒですね」と同僚。
ライトノベルのキャラクター・涼宮ハルヒのコスプレであるらしい。
そう言われてもよくわからなかったが・・・。
とりあえずそれぞれ生ビールを頼んだあと、おもむろにメニューを拝見。
ちょっと変わり種のメニューがあるようだ。
まずは枝豆(350円)とカッパ巻き(350円)を一本ずつ、
そしておっぱい豆腐(700円)とお絵描きオムレツ(550円)を頼むことにした。
「これはビジュアル的に強烈ですね!」
同僚は大騒ぎである。おまえ喜びすぎだ・・・。
ざる豆腐(ふうの体裁をした豆腐)を二つ並べて乳房に見立て、
乳首に相当する部分に梅干をあしらったものだ。
・・・などと大真面目っぽく書いてはみたが、なにか気恥ずかしい。
味は豆腐で(当然だが)、豆の風味が豊かに香る。
豆腐に梅干という取り合わせが私には新鮮で、なかなかいい。
お絵描きオムレツはなにがお絵描きかというと、店員さんがオムレツに
ケチャップで文字や簡単な絵を描いてくれる。
先ほどのセーラー服の店員さんが、白紙の(?)オムレツとケチャップの瓶を手に
私たちの席にやってくる。
「なにを描きましょうか?」
同僚と相談の末、疲れたサラリーマンの私たちに最も必要な言葉を書いてもらった。
「仕事 がんばれっ♪」
がんばるともさ・・・!
オムレツの中身はチーズ・明太子・納豆があり、一つでも複数を組み合わせて選んでもいい。
私たちはチーズと明太子にした。
明太子の味はそれほど目立たず、刺激は少ない。
素直においしいと思える味だ。
カッパ巻きをほおばりつつ、枝豆をつまむ。
奇抜なものばかりのお店かと想像していたが、
いわゆる普通のものもあり、落ち着く。
お客さんと店員さんが談笑する姿が、ほかの居酒屋よりも多く見受けられる気がする。
店員さんは席まで料理やお酒を運んでくるだけでなく、
お客のそばで寿司を握ってくれたり、
サワーの果物をしぼってくれたり、
サラダにドレッシングをかけてくれたりする。
間近でコスプレを楽しめるわけである。
周りのテーブルでは、アニメの趣味を同じくするらしいお客さんと店員さんが話しこんでいる。
日ごろコスプレをした人をあまり目にする機会がないので
興味津々ではあるのだが、
「その服はどこで買ったんですか」とか
「その髪はかつらですか、染めてるんですか、洗えば落ちるスプレーとかですか」
とか訊ねるのは、ひんしゅくだろうか・・・。
向かいの同僚の目が冷たそうなので、やめておいた。
今日の一言
「見た目を変えれば気分も変わる」
とは言っても自分の見た目のなにをどう変えたらいいのかわからない。
紹介するお店も徐々に増えてきたが、私が今つかっているのが
地図上でお店を一覧できるもの。とても重宝している・・・気になる方はこちら
本日のお店
店名 コスプレ酒場 不思議亭
住所 千代田区内神田3-13-3タチバナビル3F
TEL 03-3252-8182
地図はこちら営業時間
火曜日~木曜日 18:00~23:30
金曜日・祝前日 18:00~24:00
土曜日 17:00~24:00
日曜日・祝日 17:00~23:00
定休日:月曜日座席 カウンター11席、座敷22席、個室1室(6~8名)
客層 サラリーマン主なメニュー
キムチ 280円
もみもみきゅうり 350円
まぐろのヤマかけ 480円
おっぱいとうふ 700円
馬刺しユッケ 650円
いたずら手巻き 450円
闇茶漬け 550円
デスチキントマト 650円
お絵描きオムレツ 550円
お寿司セット 1780円
サラダ各種 450円~680円
お寿司各種 240円~
刺身各種 680円~
ホタテのホイル焼き 580円
鮭のホイル焼き 580円
ししゃも(5尾) 380円
サイコロステーキ 680円
豚キムチ 480円
ソーセージ盛り合わせ 780円
アジフライ 480円
ささみチーズフライ 480円
鳥のから揚げ 480円
イカゲソのから揚げ 420円
季節のアイス 350円
プリン・ア・ラ・モード 750円
ドリンク
生ビール 550円
焼酎各種 550円~700円
日本酒各種 550円~900円
サワー各種 450円~600円〈こだわりチェック〉
・看板娘はいる? みんなコスプレしています。
・ランチはドリンク付? ランチはやっていません。
・ランチタイムは禁煙? ランチはやっていません。
・トイレは快適? 男女別で洋式が1つずつ。
・ビールの銘柄は? アサヒ。
〈豆情報〉
通常の居酒屋メニューに加え、
コスプレ居酒屋ならではの遊び心にあふれたメニューもそろっている。
「いたずら手巻き」は、
お客さんがカードを引いて、それによって手巻き寿司の具が決まる。
具は甘いもの、辛いものなどさまざま。
「闇茶漬け」は、店員さんとじゃんけんをして、
勝ったら好きな味のお茶漬けを頼めるが、
負けた場合は店員さんが考えてくれたお茶漬けになる。
店員さんがスプーンで食べさせてくれるが、
かなり不思議な味のお茶漬けになるようだ。
お座敷席限定の「お寿司セット」では
店員さんが席まで来て寿司を握ってくれる。
コスプレ好きな人にはもちろん、
一風変わった居酒屋で楽しみたい人にもおすすめだ。
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