【神田 なんで、や 総本店】 [赤ちょうちん]
居ても立ってもいられない
世間では立ち飲み屋が人気だ。神田にも立ち飲みのお店はけっこうある。
また、最近は沖縄料理屋が人気だ。いわゆる沖縄ブームというやつが関係あるのだろう。
立ち飲み屋、かつ、沖縄料理屋、なおかつ串揚げ屋。
今日紹介するのは、沖縄料理が食べられ、
しかも串揚げもあるという立ち飲みのお店「神田 なんで、や 総本店」だ。
といっても、実は立ち飲みスペースはわずかだ。
座れるカウンター、スツールに座るテーブル席、それらを抜けると奥にもテーブル席や掘りごたつ式の座敷もある。
座ってゆっくり過ごしたいときも、立ったまま「サクッと」飲み食いしたいときでも、ここに来られるのだ。
どの席に座っても、食べられるメニューは一緒だ。
カウンターでも沖縄料理を食べられるし、奥の座敷で串揚げを頼んでもいい。
シークワーサーサワー(480円)と、チラガー(480円)にゴーヤーちゃんぷる(500円)、それに串揚げも食べたいのでシューマイ(150円)とチーズ(150円)を注文した。
串揚げは、肉や野菜のほか、餅やチョコといった変わったものもある。
こういうのも、話のタネにいいかもしれない。
チラガーとは豚の顔の皮で、ここでは燻製にしたものが出される。
豚で燻製なだけあって、ベーコンのような風味がする。厚切りなためか、かなりの歯ごたえだ。
硬めで弾力あるゼラチン質の噛み心地がいい。コラーゲンが摂れるぞ。お肌つるつるだ。
力強く噛み締めると、タレの甘じょっぱい味が口に広がる。
顎が丈夫にもなりそうだ・・・(今さら?)。
ゴーヤーちゃんぷるはゴーヤがたっぷりだ。鮮やかな緑色がまぶしい。
ゴーヤチャンプルは苦手なのに、また頼んでしまった。
中毒性があるのだろうか。
最近のゴーヤはあまり苦くないし、やっぱり沖縄気分に浸れるし。
ゴーヤは薄~く切ってあり、油とよくなじんで食べやすい。
島豆腐の豊かな豆の味とランチョンミートのしょっぱさがゴーヤの苦さを和らげるのか。
でもやっぱりゴーヤは苦いな・・・。
串揚げのシューマイは、二つが串に刺さっている。
雪だるまみたいで、かわいい、かもしれない。
「熱い!」
一つをまるごと口に入れたら、揚げたてなのだからそれはそうだ、熱い。
ちょっと涙が出そうになったが、肉が多くてふっくらやわらかく、おいしい。衣はサクサクだ。
チーズは縦が7センチくらいあって、想像したより大きい。
警戒しながらかじる。とろりとやわらかい。垂れてしまうほどのとろみではないが、
甘すぎずさっぱりした串揚げ用のソースとよく合う。
すっかり気分もよくなりお腹も満足、これで2000円いかないのだから、神田の飲み屋めぐりはやめられない。
それに沖縄料理屋は楽しいな・・・。
やっぱり沖縄って、そそるものがある。
今日の一言
「次の勤務地は沖縄がいい!」
どうせ出世はもうないし・・・。
紹介するお店も徐々に増えてきたが、私が今つかっているのが
地図上でお店を一覧できるもの。とても重宝している・・・気になる方はこちら
本日のお店
店名 神田 なんで、や 総本店
住所 千代田区内神田3-17-8小山第一ビル1F
TEL 03-3254-7207
地図はこちら営業時間
月曜日~土曜日
16:00~24:00
日曜日・祝日
16:00~23:00
定休日:なし座席 立ち専用カウンター5人、カウンター10人、スツールつきテーブル12人、椅子つきテーブル12人、座敷20人
客層 サラリーマン主なメニュー
海ぶどう 500円
島ラッキョウ 500円
沖縄もずく 280円
チラガー 480円
ゴーヤーおひたし 280円
板わさ 380円
島トーフ奴 350円
ジーマミー豆腐 400円
お造り各種
サラダ各種 480円~630円
もずくの天ぷら 430円
島どーふ厚揚 380円
牛すじ大根 480円
ゴーヤーちゃんぷる 500円
フーちゃんぷる 500円
ソーミンちゃんぷる 500円
ラフテー角煮 580円
玉子焼き各種 400円~450円
串揚げ
豚バラ 150円
トリモモ 150円
ウィンナー 120円
スパム 150円
シューマイ 150円
エビ 150円
イカ 120円
キス 150円
ホタテ 180円
しいたけ 150円
長ネギ 120円
ジャガイモ 120円
ゴーヤー 150円
ナス 120円
おもち 150円
がんも 150円
チーズ 150円
チョコ 120円
おまかせセット10本 1280円
おまかせセット5本 580円
おまかせセット3本 380円
沖縄ラフテーすば 680円
うちなー焼そば 630円
タコライス 650円
明太子うどん 580円
ブルーシールアイス 250円
紅いもゴマ団子 120円
ドリンク
アサヒスーパードライ 390円
オリオン缶ビール 500円
アサヒスーパードライ(大ビン) 490円
ホッピー 450円
ハイボール 450円
サワー各種 380円~480円
シークワーサーサワー・グレープフルーツサワー・レモンサワー・梅干しサワー 480円
梅酒・杏露酒・さんざし酒 各450円
トロピカルシーサー 500円
ソフトドリンク各種 350円
泡盛
轟(なんで、や総本店オリジナル) 500円
残波・琉球美人・白百合・やんばるくいな・菊之露・くら・瑞泉・忠孝・照島・八重泉 各500円
主 1000円
黒真珠 800円
どなん 900円
焼酎
魔界への誘い・明るい農村・里の曙 各500円
日本酒 400円〈こだわりチェック〉
・看板娘はいる? 女性スタッフが、いつもだいたい1~2名います。
・ランチはドリンク付? ランチはやっていません。
・ランチタイムは禁煙? ランチはやっていません。
・トイレは快適? 小便器1つと個室が1つ。
・ビールの銘柄は? アサヒスーパードライとオリオンの缶ビール。
〈豆情報〉
3年前にオープンした沖縄料理&串揚げのお店。
会長が沖縄出身で、お店のレシピは沖縄の家庭料理をもとにしている。
ドレッシングやソースは独自の調合で、さっぱりとした味わい。
飽きのこない料理で、常連のお客さんのなかには週に3回ほど訪れる人も。
ゴーヤの味がしっかりしているゴーヤーちゃんぷるは定番メニューのひとつで、ほとんどのグループが注文する。
沖縄料理のお店だけあって泡盛の種類は豊富。↑これはマルハの魚肉ソーセージのこと。
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【けむり】 [赤ちょうちん]
燻し銀の男を目指せ
若ければそれだけで華やかな輝きを放つ。男も女もだ。
もうそんな「華」はなくなった私だが、せっかく年齢を重ねたのだ、鈍くても渋い渋い光り方をしたいものだと思う。
そう、燻し銀のように。
燻すといえば、燻製。
燻製料理のお店が神田須田町にあるという。
まだ辛うじて「華」といえる隣の席の若い同僚と行ってみた。
神田須田町は、空襲の戦火を免れた古い建物が多く残っている場所だ。
古い民家を改装してつくられた「けむり」はそんな一角にある。
急な階段を上って、二階のテーブル席につく。
燻製料理屋に来たからには、燻製を食べなくてはいけないよね。
ということで、ビールとともに、「おまかせスモーク盛り合わせ」(1000円)と「穴子くんせい炭火焼」(1100円)をオーダーした。
「燻製ってベーコンとか卵とかチーズとかサーモンはよく見るけど、
そのくらいですよね。こんないろんなものが燻製になるんですね」と同僚。同感だ。
ほどなくして、盛り合わせが運ばれてきた。
右から時計回りに、ベーコン、鴨、タコ、ポテトサラダ、餅の五点盛りだ。
お皿が来ただけで、ベーコンから発せられていると思しき燻製の薫りがあたりを満たす。
「うまそうじゃないですか!」
まずは燻製の定番ともいえるベーコン。
煙と脂の深い薫りが鼻腔を突き抜ける。
一口かじると、とろ~りとした脂が口の中に広がった。
「なまらうまい!」
「これ揚げてあるみたいだから、熱いうちに食べましょうよ」
聡明な同僚の言葉により、餅を食べてみる。
揚げ餅のようで香ばしい。
餅の燻製を揚げて塩をかけてあるようだ。
餅の甘みがする・・・でんぷんだろうか。塩にもほのかに甘みがあるような気がする。
もちろん、餅の弾力ある食感も充分に生きている。これまた、うまい。
鴨も、肉のおいしさが凝縮されている。
噛んでいるとますます旨味というか甘みというか、奥深い肉の味が出てくるのだ。
タコはけっこうあっさりしている。燻製にすることによって風味が増しているようだ。
そしてポテトサラダが、ふつうのポテトサラダとは軽くふた味くらい違う。
マッシュポテト状のジャガイモの中につぶつぶとした歯ごたえ。
卵とたくあん(いずれも燻製)を刻んだものだ。この味とスモーキーな薫りがまたいい。
もっと味わいたくて、思わず口の中でもてあそび、つぶつぶを探してしまう。
これがいちばん「くせになる」かもしれない。
穴子の燻製を食べるのはたぶん初めてだ。
ふっくらとやわらかく肉厚だが、ほどよく締まって歯ごたえを増している。
穴子がこんな味わいになるなんて、ちょっと意外な発見だ。
「ここ確か、カレーもうまいんですよ、カレー食べましょう」
という同僚の提案に従い、「とことん煮込んだ仙台牛カレー」(1350円)を食べることにした。
たしかに、燻製ばかりでなく、洋食のメニューもいろいろある。
まずは甘さを感じた。
案外甘いカレーだと思っていたところ、あとからスパイスの刺激がやってくる。
なかなかシャープに辛い・・・。暑くなってきた。
肉は、カレーの中に入っていながら「カレーの味」ではなくちゃんと「牛肉の味」がする。
しかも歯で簡単に切れるほど柔らかいのだ。
スモークの後味が、いつまでも心に残る・・・。
二杯目のグラスワインが効いたのか、ポワーンとしてきた・・・。
今日の一言
「煙のように消えてしまえたら」
会社も仕事も忘れて俗世間を離れ、ふわふわと生きてみたい・・・。
「大丈夫ですか? とりあえず僕が払っておきますから、明日会社で精算しましょう」
こいつがそうはさせてくれなさそうだが。
紹介するお店も徐々に増えてきたが、私が今つかっているのが
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本日のお店
店名 けむり
住所 千代田区神田須田町1-11-5
TEL 03-5294-0035
地図はこちら営業時間
月曜日~木曜日
11:30~14:00
17:00~23:30
金曜日
17:00~23:30
土曜日
17:00~22:00
定休日:日曜日・祝日座席 1階カウンター4名、テーブル2卓で8名、2階テーブル5卓で18名、3階掘りごたつ10名
客層 サラリーマン、OLなど幅広い主なメニュー
ベーコン 800円
鴨 980円
サーモン 600円
たこ 600円
もち 500円
たくわん 500円
チーズ 400円
ナッツ 600円
おまかせスモーク盛り合わせ 1000円
海の幸のスモーク盛り合わせ 900円
(以上、燻製料理)
白身魚のカルパッチョ 980円
けむり風ポテトサラダ 600円
グリーンサラダ 800円
仙台牛のすし 一貫400円
フレッシュフォアグラソテー 1500円
仙台牛のとろけるシチュー 1300円
ハンバーグデミグラスソース 1300円
とことん煮込んだ仙台牛カレー 1350円
クーベルチュールのフォンダンショコラ 800円
ドリンク
ビール 680円
焼酎各種 580円
焼酎ボトル各種 5000円
ウイスキー各種 700円~1200円
サワー各種 420円~520円
カクテル各種
ソフトドリンク各種
他にワインリストあり〈こだわりチェック〉
・看板娘はいる? アルバイトの女の子がいます。
・ランチはドリンク付? お茶が出ます。
・ランチタイムは禁煙? 喫煙可。「けむり」のお店ですから。
・トイレは快適? 2階と3階に洋式が1つずつ。
・ビールの銘柄は? サントリーのザ・プレミアム・モルツ。
〈豆情報〉
戦後からあるという古い民家を改装した燻製料理のお店。
ベーコンなどはもとより、餅やタラコ、たくあんといった、
燻製としては珍しいものも食べられる。
洋食メニューやワインも豊富で、
仕事帰りに食事を、または燻製をつまみに一杯、はたまた友人同士の集まりや接待など、多彩な使い方が楽しめるお店だ。
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