【岩波】 [赤ちょうちん]
祭好きってわけでもないけど
神田祭が近い。
街角にはポスター、ビルにはしめ縄。
ふつうの小さなビルにも小さなしめ縄が飾られているのには驚いた。
なんだかんだ言っても神田で一日のほとんどを過ごしている私にとって
神田の象徴といったら、ひとつには赤ちょうちん。
仕事帰りに一杯ひっかけ、疲れた体を癒し疲れた心を慰める場所だ。
新幹線のガード下にある「岩波」は、そんな憩いの場所である。
もともとは鰻とおでんの店だったそうだが、お酒やおつまみも豊富な居酒屋だ。
今夜のお酒は「浦霞」にした。
お刺身の三点盛り(750円)、焼き鳥の盛り合わせ(750円)、そして岩波名物であるぴんぴん焼き(500円)を頼んだ。
三点盛りは、カンパチ、シメ鯖、まぐろ。
ほどよく脂ののったカンパチと鯖の旨味あふれるシメ鯖。
肉感的なまぐろはやっぱり刺身の王様だ。子どもの頃から大好きだった。
写真左から、皮、もつ、つくね、もも、軟骨、砂肝。
焼き鳥は6本も盛ってある。ワオー!
つくねはふわふわに柔らかいし、
軟骨は楽に噛めるほどの歯ごたえ、くっついている肉がまたいい。
刺身も焼き鳥もおつまみとしては定番だが、おつまみにふさわしいからこそいつも食べたくなる。
ぴんぴん焼きは、おろした山芋とオクラ、納豆、タコなどを混ぜた生地をお好み焼き状に焼き、
卵とかつお節を載せたものだ。
卵をくずしてかつお節と混ぜ、おもむろに箸で本体を切断。
見た目が良くないとか言わずに、よくご覧あれ。
納豆のまろやかさと、山芋の弾力が、もう、こたえられない。
「なまらうまい!」
たくさんの材料が混ざり合ってぴんぴん焼きという一つの味になっている。
ぴんぴん元気になってきた(ような気がする)・・・。
週末でもなかったが、店内は笑顔の酔客で大賑わいだ。
やっぱりみんな憩いに来るんだなあ。
今日の一言
「集うお客は酔客か粋客か」
もう、なんだかよくわからなくなっている。ご機嫌になってしまったのは確かだ。
紹介するお店も徐々に増えてきたが、私が今つかっているのが
地図上でお店を一覧できるもの。とても重宝している・・・気になる方はこちら
本日のお店
店名 岩波
住所 千代田区鍛冶町2-13-25
TEL 03-5256-3960
地図はこちら営業時間
11:30~14:00
16:00~23:00
定休日:土曜日・日曜日・祝日座席 1Fカウンター4~5名、テーブル8名、2Fテーブル25名
客層 常連サラリーマンのほか、地方から出張に来た人など主なメニュー
焼き鳥各種 120円~200円
焼き鳥盛合せ 750円
ぴんぴん焼き 500円
オム焼そば450円
いか一夜干し 400円
おでん盛合せ4点 500円
おでん盛合せ6点 800円
おでん単品 100~200円
刺身三点盛合せ 750円
馬刺し 750円
鳥唐揚げ 550円
なすみそ炒め 400円
いかげそ唐揚げ 350円
豚もつ煮込み 400円
冷やっこ 300円
いかの塩辛 350円
枝豆 350円
お新香 350円
ドリンク
生ビール 500円
ビール中瓶 480円
焼酎サワー各種 400円
酎ハイ 350円
ウーロンハイ 350円
玉露割り 400円
梅酒ロック 400円
梅酒ソーダ 450円
ウイスキー水割り 350円
他に日本酒各種、ソフトドリンクなど
ランチメニュー
刺身定食 700円
うなぎ定食 800円
うな丼 700円
メンチカツ定食 600円〈こだわりチェック〉
・看板娘はいる? 初代店主の奥様であるママさんが週に1、2回顔を出します。・ランチはドリンク付? お茶かお冷。
・ランチタイムは禁煙? 喫煙可。
・トイレは快適? 1階と2階に洋式が1つずつ。
・ビールの銘柄は? サッポロ。
〈豆情報〉
ガード下の老舗居酒屋らしく、常連のお客さんが多い気さくな雰囲気のお店。
良心的な値段とアットホームさに近隣のサラリーマンがひきつけられている。
もともと鰻とおでんの店だっただけに、鰻やおでんメニューはいまも健在だ。
汁が染み込んで色が濃くなったおでんの卵は「ガングロ卵」と呼ばれているそうな。
飲み目的の人ばかりでなく、食事をしに来るお客さんもいる。
夜のうなぎ定食は1050円、おでん定食は840円。
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