【神田ヂンギス王】 [ランチ]
里心つけば
以前勤務していた北海道が恋しくなってきた。
札幌の都心から車で走れば一時間もしないうちに山の中の温泉に行かれるんだよ。
ジンギスカン屋もいっぱいあるし・・・
ジンギスカン屋なら神田にもある。「神田ヂンギス王」。
そしてここでは、お昼に帯広名物・豚丼が食べられる。
つまりここでは、昼は豚、夜は羊が食べられるのだ。
今でこそ豚丼は牛丼屋などで見かけるメジャーな丼ものになっているが、
もともとは北海道の帯広でよく賞味されていたものだ。
ランチメニューは二種類。
究極の豚丼セットと、週替わりの炊込みご飯セット(いずれも735円)だ。
北海道産の豚を使用しているという究極の豚丼セットを注文した。
このお店では昼っから炭火で豚肉を焼いている。
注文を受けてから焼くので運ばれてくるまで多少時間がかかるが、それとて数分のことだ。
豚丼セットというからには、豚丼のほかにセットになっているものがある。
豚汁に、サラダ、冷奴、漬け物のセットだ。
肉も野菜も豆類も。
バランスよい食事が摂れるセットである。
豚丼は、ロース肉を炭火で焼いたものと、バラ肉を柔らかく煮込んだものが
半分ずつ載っている。
まずは手前にある煮豚から。
箸で持ち上げたら、くずれるように切れた。
どれほど煮たらここまで柔らかくなるんだろう。
歯を使わなくても唇で噛み切れるほど柔らかいのだ。
濃厚な甘辛さととろとろの脂が
口の中に至福をもたらす。なまらうまい。
そして奥に盛られた炭火焼きロース。
肉の味だ。豚肉だ。香ばしく焼かれて肉の味が増幅している。
こちらもなまらうまい。
帯広の豚丼は一般的には、ロース肉を焼いて甘辛いたれで味付けしたものだ。
ところがこのお店の豚丼は少々違う。甘辛い煮豚と炭火焼ロースが盛り合わせてある。
しかもどちらの肉も、きわめて美味なのである。
複数の味わいの豚肉が過不足なく楽しめるようになっているのが
この豚丼の魅力だと思う。
もし丼一面煮豚だけだったら、脂が胃にもたれてきつい向きもあるかもしれない。
たぶん私はそのクチだ。でも煮豚は切り身一枚だから大丈夫。
豚汁も単なる添え物ではない。
これだけをおかずにしてもご飯を食べられるだろう。
豚肉と、長ネギ、玉ねぎ、大根、にんじん、こんにゃくなどが具となり出汁となり、
一口すすると、野趣ある美味が穏やかに広がる。
熱い肉に熱い汁。第二のふるさと・北海道への郷愁がなお募るなあ・・・。
今日の一言
「肉といえば豚!」
明日は違うことを言うかもしれないが、今日はとりあえずこう言っておく。
紹介するお店も徐々に増えてきたが、私が今つかっているのが
地図上でお店を一覧できるもの。とても重宝している・・・気になる方はこちら
本日のお店
店名 神田ヂンギス王
住所 千代田区内神田3-17-5UKビル2・3F
TEL 03-5297-2266
地図はこちら営業時間
月曜日~金曜日
11:30~13:20ラストオーダー
17:30~22:30ラストオーダー
土曜日
17:30~22:30ラストオーダー
定休日:日曜日・祝日座席 2階18席、3階20席
客層 常連サラリーマン主なメニュー
ランチメニュー
究極の豚丼セット 735円
炊込みご飯セット 735円
夜のメニュー
ラムのたたきポン酢和え 700円
ほうれん草とベーコンのサラダ 400円
ヂンギスカンセット 1000円
生ラム 750円
マトン 750円
F1サフォーク 1000円
生ラムショートロインステーキ 1200円
ロール肉(もやし付き) 800円
ラムのタン 800円
ラムのハツ 700円
ラムソーセージ&フランク 1500円
追加野菜1種類 200円
追加野菜3種盛り 500円
つけもの 300円
枝豆 300円
そら豆 350円
手作りポテトサラダ 400円
冷やしトマト 400円
スティック野菜 400円
ライス 250円
バニラアイス 350円
ドリンク
生ビール中ジョッキ 500円
サワー各種 350円~380円
日本酒各種 350円~680円
焼酎各種 400円~650円(ほかにボトルもあり)
他にウイスキー、ワインなどもあり
コーラ、ウーロン茶、こどもびいる、スワンサイダー、オレンジジュース 各300円〈こだわりチェック〉
・看板娘はいる? ランチタイムは細身で美人の店員さんに会えます。運がよければ夜にも。
・ランチはドリンク付? お茶が出ます。
・ランチタイムは禁煙? 喫煙可。
・トイレは快適? 洋式が2階と3階に1つずつ。
・ビールの銘柄は? サッポロ。
〈豆情報〉
店長は札幌出身で、神田の地にジンギスカン店を構えて3年半になる。
料理を担当するのは、札幌で料亭を営んでいた店長の父上。
冷蔵庫は丁寧に下ごしらえした豚汁の具などで満載だそうだ。
矢をあしらった家紋のようなマークは、
ジンギスカン店がひしめく激戦区への出店に際して、
「勝ち抜けるように」との抱負が込められたもの。
その願いは現在、実現しているといっていいのではないだろうか。
ブログランキングをあげたいので、
面白かったらクリックしてください。
↓ ↓