【立呑み ます家 神田店】 [ランチ]
角逐・・・互いに競い合うこと
今までも何度か書いてきたが、我らが神田の街にはお手ごろ価格でランチをいただけるお店がたくさんある。
いわゆる激戦区ということになろう。
お店が互いに競い合って、安くてボリュームがあっておいしいものを提供してくれるのだから、
私たちにはよりどりみどり。ありたがたいことだ。
さあ、お昼だ。今日もお得なランチを食べにゆこう。
JR神田駅の南口を出て南に1分。
または西口側から線路の下を越えて南に1分。いや、指していることは同じなのだが。
「立呑み ます家 神田店」に入ってみた。
私もカレーばかり食べているわけではないのだが、母さんカレー(420円)に決めた。
だって420円って安いじゃないか! 500円でお釣りがくるなんて。
「懐かしい母さんの味」との添え書きにも興味を引かれる。
オーダーを口に出すのにちょっと躊躇したが・・・。
定食も、皿の数が多くボリュームがありそうだ・・・。
メインのおかず、ご飯、味噌汁のほかに、漬け物、なめこおろし、豆腐、煮物の小鉢がついているようだ。
これで480円から580円。素晴らしいではないか。
ほどなくして私のカレーが運ばれてきた。
見た目はふつうで、家庭料理でよくあるようなカレーライスだ。
「母さんの味」への期待が高まる。
大きなじゃがいもがごろごろしている。しかも、大きいのに、それが5片も入っているのだ。
(思わず数えた)
煮物に大きいじゃがいもが入っていると嬉しくなる。
男はカレーが好きだとか男は肉じゃがが好きだとか、女性陣はほとんど揶揄するように言うけれど、
いいじゃないか好きなんだから!
具はじゃがいも、にんじん、たぶん玉ねぎも入っているが、溶けてしまったのか、よく見えない。それに豚肉だな。
全然、辛くない。スパイスの香もあまりしない。たぶん、珍しい材料は使ってない。
ごくふつうの家で食べるような、ごくふつうのカレーだ。
何をもってふつうと言うかは、今はさておいて。
こういうのがおいしいんだな・・・。
こういうカレーを食べたいと思っても、なかなか外では食べられないのではないだろうか。
「母さんカレー」とは言い得て妙だ。
まさしく家庭でお母さんがつくるようなカレーなのだから。
ご飯はけっこうたくさん盛ってある。お茶碗に軽くで二膳ぶんくらいはあるだろう。
プラス100円、つまり520円で「特盛り」にでき、ご飯もカレーも1.5倍程度になるそうだが、
普通盛りでも他のお店のカレーライスの大盛りくらいの量があると思う。
とてもお得な気持ちだ・・・。
私はランチにいろいろな店に行っているほうだと思うが、
このお店は、私のローテーションに加わる予感がしている。
今日の一言
「ふつうが一番」
変わったものもたまにいいけど、やっぱり一番安心できるところに帰っていくんだ・・・。
紹介するお店も徐々に増えてきたが、私が今つかっているのが
地図上でお店を一覧できるもの。とても重宝している・・・気になる方はこちら
本日のお店
店名 立呑み ます家 神田店
住所 千代田区鍛冶町1-3-7
TEL 03-3252-1200
地図はこちら営業時間
月曜日~土曜日
11:00~14:30
16:00~0:30ラストオーダー
日曜日・祝日
16:00~23:30ラストオーダー
定休日:なし座席 1階カウンター10人とテーブル3卓で8人、2階テーブル28~30人、3階26人くらい
客層 サラリーマン主なメニュー
〈ランチメニュー〉
納豆定食 480円
アジフライ定食 550円
メンチカツ定食 550円
鶏の唐揚げ定食 580円
おろしハンバーグ定食 580円
サバ味噌煮定食 580円
肉野菜炒め定食 580円
焼きホッケ定食 580円
母さんカレー 420円
メンチカツカレー 550円
ハンバーグカレー 580円
〈夜のメニュー〉
おつまみチャーシュー 480円
冷やっこ 250円
オニオンスライス卵黄のせ 300円
しらすおろし 280円
いか肝おろし 380円
フライドポテト 300円
とり唐揚げガーリック 380円
コロッケ 180円
鮮魚のお刺身 300円
玉子焼き 380円
もつ煮 430円
牛たたき 480円
豚平焼き 480円
おにぎり 150円
母さんのカレーライス 420円
やき鳥
もも、皮、砂肝、うずら玉子ほか 120円~130円
やき豚
豚バラ、 ハラミ、カシラ、ソーセージ、レバー、てっぽう、ハツ、ガツほか 120円~140円
野菜串
じゃがバター、ししとう、にんにく、エリンギほか 120円~150円
炙り
ほっけ 580円
鮭ハラス 500円
いかの丸焼き 550円
もつ刺
ハツ刺 450円
レバ刺 480円
おでん
四品盛り 450円
黒はんぺん 100円
ちくわぶ 130円
こんにゃく 120円
ちくわ 120円
大根 120円
〈ドリンク〉
生ビール中ジョッキ 400円
ホッピー 400円
酎ハイ各種 290円~380円
日本酒各種 360円~600円
カクテル各種 380円
梅酒各種 390円~
ウーロン茶・グレープフルーツジュース・オレンジジュース・カルピスウォーター・カルピスソーダ 各250円
焼酎各種 350円~580円〈こだわりチェック〉
以前は「母さんカレー」のほか、香辛料を効かせた「スパイシーカレー」もあったが、「母さんカレー」の圧倒的な人気によって今はこれのみとなっている。
・看板娘はいる? 「まみ」ちゃん。
・ランチはドリンク付? お水が出ます。
・ランチタイムは禁煙? 喫煙可。
・トイレは快適? 各階に洋式が1つずつ。
・ビールの銘柄は? キリンラガー。
〈豆情報〉
昼はカレーのほかパワフル系の定食で、夜は割安なお酒とおつまみで神田のサラリーマンを支えている。「立呑み」と銘打たれてはいるが、テーブルもふんだんに設置されているので、座ってゆっくり飲むことも可能だ。
生ビールのおいしい注ぎ方を講習でマスターしたスタッフがいる、生ビールを適切に管理しているなどのお墨付き「キリン満点生の店」の認定を受けている。焼酎の品揃えは豊富で、しそ焼酎、ごま焼酎、栗焼酎なども置いている。
ブログランキングをあげたいので、
面白かったらクリックしてください。
↓ ↓
【葡萄舎(ぶどうや)】 [ランチ]
グローバル化
日本のオフィス街で外国人の姿を見かけることが多くなった。
ここ神田も、一応例外ではない。
IT大国インドから来たエンジニアの人も多いそうだ。
そんなエンジニアの同僚を連れて行ったら喜ばれたという話を友だちから聞いたという私の同僚から教えてもらったカレーのお店をご紹介したい。
つまり、インド人エンジニアの彼は私とは何の関係もない。
「葡萄舎(ぶどうや)」は、古びた雑居ビルの5階にある。
エレベーターは狭く、定員は4名だ。動くたんびに「ブーッ」と警告のような音を出すので、故障か定員オーバーかと(自分一人しか乗っていなくても)ドキドキしてしまう。
無事に5階に着き、入店。すだれにピンナップのように今日のメニューが掲げられている。
常時5~6種類のカレーがあり、ここから食べたいものを選ぶのだが、2種類選べるダブル、3種類選べるトリプルもある。すべてサラダつきだ。
「ベジタブルカレー」の看板が出ているとおり、野菜のカレーが中心である。
せっかくなので野菜をたくさん摂りたいな。
そう考え、「ナス・トマトカリー」と「オクラ・トマトカリー」のダブル(750円)をオーダーした。
二種類のカレーとご飯が三色旗のように美しく盛られている。
左がオクラ、右がナスだ。真ん中の奥に載っているのは干し葡萄である。
オクラのカレーは、オクラのネバネバが存分に感じられる。
カレーを食べてこの食感に出会えるなんて、不思議な気持ちだ。
何と何と何、とはわからないが、いくつもの香辛料で複合的に味を出しているのだろう。
丁寧につくられたとわかる、味とコクの深いカレーだ。
意外だが、あまり辛くはない。
ナスのカレーは色が赤い。
赤い油が見えるので、強烈に辛いのかと一瞬ひるんだが、そんなことはなかった。
むしろオクラのカレーよりマイルドなくらいだ。
オクラのカレーとは少し違う味だが、やはり(たぶん)いろいろな香辛料が滋味を醸している。
「どっちもなまらうまい・・・」
・・・食べ進むと、必ずしも「ナス」のほうが「オクラ」よりマイルドというわけでもないことがわかってきた。
確かにどちらのカレーも、イメージしたほど辛くない。
瞬間的な刺激はあまりないのだ。やさしい味わいというか、薬膳のような感じすらする。
ただ、じわじわと、辛さというか、ホットさというのだろうか、それが効いてきて、
いつの間にか芯から熱くなってくる。
付け合わせの干し葡萄は葡萄の甘酸っぱさが生きていて、おいしい。
へんに甘くはないので、とても食べやすいのだ。もっとたくさん載っていてもいいくらいだ。
レタス、きゅうり、ポテトサラダからなるサラダも、ドレッシングの酸味が効いている。
さっぱりしていて、カレーのお供にちょうどいい。
ほとんど余談だが、お冷やも旨かった。なにか透明感のある清らかな感じがした。
ヘルシーな滋養を得て、エレベーターのブザーにわかっているのに思わず驚き、ビルを出て会社に戻る。さあ、午後の仕事だ。
今日の一言
「スパイスはピリッと効かせるだけじゃない」
じわりと効いてくるときだってある・・・。
紹介するお店も徐々に増えてきたが、私が今つかっているのが
地図上でお店を一覧できるもの。とても重宝している・・・気になる方はこちら
本日のお店
店名 葡萄舎(ぶどうや)
住所 千代田区鍛冶町1-3-10
TEL 03-3254-0637
地図はこちら営業時間
火曜日~金曜日
11:30~13:30
17:00~23:00
月曜日・土曜日
17:00~23:00
定休日:日曜日・祝日座席 25人くらい。詰めればもう少し入る?
客層 サラリーマン、OL主なメニュー
ランチメニュー
シングル 700円
ダブル 750円
トリプル 850円
ライス大盛りはプラス50円
カレーは5~6種類から選ぶ。ナス、オクラ、カリフラワー、キャベツなどの季節の野菜のほか、豆、チキン、小海老など。
夜のメニュー
内容は日により異なる。以下はある日のメニュー
カンパチの刺身 840円
タコぶつ 630円
にこごり 525円
鯖の冷燻 735円
イワシのごま漬 525円
〆鯖 735円
ワラビのおひたし 630円
マカロニサラダ 630円
ポテトサラダ 630円
厚揚焼 630円
赤カブ 630円
塩えんどう豆 420円
冷奴 420円
チラガー(豚頭皮) 735円
ニラの玉子焼 735円
ベーコンオムレツ 735円
ゴーヤの玉子炒め 945円
焼おにぎり(2個)420円
ドリンク
ヱビスビール 600円
ギネスドラフトサージャー(ビール) 600円
赤ワイン ボトル2300円・グラス500円
白ワイン ボトル2300円・グラス500円
黒糖梅酒 500円
焼酎 ボトル3000~4500円・グラス400円~500円
立山(日本酒) 600円〈こだわりチェック〉
・看板娘はいる? 娘はいません。ランチはご主人の奥様が、夜はお姉様が手伝っていらっしゃいます。
・ランチはドリンク付? 100円でチャイ(ホット・アイス)かコーヒー(ホット)がつきます。
・ランチタイムは禁煙? 禁煙ではありません。
・トイレは快適? 和式が1つ。
・ビールの銘柄は? ヱビスと、ギネスドラフトサージャー。
〈豆情報〉
ランチタイムのだしものは、1970年代にインドや中近東を旅していたご主人がその経験に基づき試行錯誤を重ねてつくりあげたカレーである。
インドなどでは宗教的な背景からカレーといえば具は野菜。ということで、野菜のカレーが主力のラインナップとなっている。
これが近年の健康志向を反映して、評判は上々だ。
ただし業態は、カレー屋ではなく居酒屋である。
25年ほど前に居酒屋として開店した。料理のひとつとしてカレーの提供はあったが、ランチの営業を始めたのは6年ほど前からだ。
年に3~4回、ジャズ音楽などのライブが開催される。
時代も国境も越えたディープな空間に、今夜も常連さんが集う。
サラリーマンの街・神田の、意外な一面を発見できるかもしれない。
ブログランキングをあげたいので、
面白かったらクリックしてください。
↓ ↓