【喫茶 プペ】 [ランチ]
晩春や
桜はもうずいぶんと散ってしまっている。
先週末が見ごろだったのだろうか。
何事にも適時というものはある。
午前中に外出していて、昼食の食べどきをのがしてしまった。
もうランチタイムの営業は終わってしまった店ばかりだろう。
空腹を抱えた出先からの帰り道、
神田警察署通りと平行した一本南側の路地を歩いてみたら、
「軽食&喫茶 プペ」と書かれた看板がゆっくり回っているのを見つけた。
ガラス戸に掲げてある写真つきメニューの、
「いかにも日本の洋食」な雰囲気に惹きつけられる。
たまには「喫茶店メシ」もよかろう。
スパゲティとご飯もの、それにサンドイッチ類がある。
スパゲティの「ミラネーズ」が気になった。
マヨネーズとは違うのだろうか。
ナポリの「ナポリタン」に対してミラノの「ミラネーズ」?
塩とバターの味付けでベーコンの入ったものらしい。
しかし今日はコメの気分だったので、「特製カレー」を注文。
カレーが来るまでの間、ぼんやりと店内を見渡してみた。
壁とか古そうだけど、きれいに手入れしているよな・・・。
その壁は数々のリースで飾られている。あとで聞いたら、すべて奥さんの手作りだそうだ。
などときょろきょろしていたら、
カレーがやってきた!
けっこうなボリュームである。スバラシイ。
同じ皿にサラダも載っている。ああ生野菜だ。なおスバラシイ。
カレーに「サラサラ」と「ドロドロ」の2種類があるとすれば、
これは「ドロドロ」、濃度のあるどろりとしたカレーだ。
ヒーっという辛さではないが決して甘口ではなく、
スパイス(おそらく相当な多種類の)が効いていて
深い味わいのカレーとなっている。
よーーーーく煮込んでつくられたのだろう、
ルーと具材がほとんど溶け合っていて、豊かな滋味を感じる。
いっきに平らげてしまった。
あとに残る満足感・・・。午後ももうひと頑張りだ。
居合わせた、ドライカレーを食べていたお客さん。
十数年前にすぐ近くに職場があり、ここに通って、
いつもドライカレーばかり食べていたのだそうだ。
会社の移転で神田から遠ざかってしまったが、
久しぶりに近くを通ったので寄ってみたとのこと。
「ドライカレーの味が十何年前と変わってなかった」と柔らかく微笑んでいた。
ちなみに、プラス100円で目玉焼きをトッピングしてもらえる。
「なまら、うまそう・・・」
今度は私も目玉焼きトッピングだな・・・。
たまたま曲がってみた路地で、こんな喫茶店との出会いもあるのだな。
今日の一言
「人生は運とか縁とかタイミング」
人生って別の言葉に置き換えてもいいけどね・・・。
紹介するお店も徐々に増えてきたが、私が今つかっているのが
地図上でお店を一覧できるもの。とても重宝している・・・気になる方はこちら
本日のお店
本日のお店
店名 喫茶 プペ
住所 千代田区神田錦町3-13-11 原ビル
TEL 03-3295-9746
地図はこちら営業時間
8:00~19:00(土曜日はランチタイムのみで11:00~14:00くらい)
定休日:日曜・祭日座席 1階は4人掛けテーブルが5つ、2階は26人くらい収容
客層 サラリーマンの常連が多いメニュー
ライス
ピラフ 800円
チキンライス 800円
ドライカレー 800円
オムライス 900円
特製カレー 800円
スパゲティ
ミートソース 800円
ナポリタン 800円
ミラネーズ 800円
和風 800円
ヤキソバ風 800円
トッピング
目玉焼 100円
ゆで卵 80円
生玉子 50円
大盛 100円
みそ汁 100円
パン
トースト 400円
野菜サンド 750円
ハムサンド 750円
玉子サンド 750円
ミックスサンド 800円
ドリンク
コーヒー 350円
紅茶 350円
他にミルク、カフェオレ、ココア、オレンジジュース、コーラ、フロートなど〈こだわりチェック〉
・看板娘はいる? 手芸上手な明るい奥様。
・ランチはドリンク付? 100円でコーヒーか紅茶をつけてもらえます。
・ランチタイムは禁煙? オールタイム喫煙可です。喫茶店ですから。
・トイレは快適? 洋式が一つ。
・ビールの銘柄は? とくに定まっていません。〈豆情報〉
お店の名前「プペ」は、フランス語で「人形」という意味。
ランチタイムのメニューは、基本的に「今日のランチ」のみになる。
ご主人と奥さんの二人だけで切り盛りしているので、
注文が同じメニューに集中したほうが早く提供できるのだ。
「今日のランチ」には味噌汁がサービスされる。
さらに日によってはトッピングの目玉焼きがサービスで付くことも。
特製カレーは、ルーにりんごを使用。
既製のルーを使うことなく、粉を炒めるところから手作りだ。
りんごとにんじんを攪拌したものを加えており、
りんごがおいしくなる秋にはカレーの味もぐっとよくなるそうだ。
お昼どきなど、混雑しているときは2階の席に通される。2階の壁には七宝焼きの作品が展示されていて、ちょっとしたギャラリー風。
ご主人の父上が集めたマッチ箱のパッケージコレクションも見ることができる。
意匠が凝らされたレトロなデザインは一見の価値ありだ。
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