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街のイイトコ新発見!動画で楽しむタウンガイド「街ログ東京Navi」。
このブログでは、「東京Navi神田特集」にちなんで、神田に勤めるサラリーマンが、このエリアのおすすめ赤ちょうちん&ランチスポット情報を紹介していきます!

【けむり】 [赤ちょうちん]

燻し銀の男を目指せ

盛り合わせと穴子.jpg

若ければそれだけで華やかな輝きを放つ。男も女もだ。
もうそんな「華」はなくなった私だが、せっかく年齢を重ねたのだ、鈍くても渋い渋い光り方をしたいものだと思う。
そう、燻し銀のように。

燻すといえば、燻製。
燻製料理のお店が神田須田町にあるという。
まだ辛うじて「華」といえる隣の席の若い同僚と行ってみた。

須田町.jpg

神田須田町は、空襲の戦火を免れた古い建物が多く残っている場所だ。
古い民家を改装してつくられた「けむり」はそんな一角にある。

急な階段を上って、二階のテーブル席につく。

階段と二階席.jpg

燻製料理屋に来たからには、燻製を食べなくてはいけないよね。
ということで、ビールとともに、「おまかせスモーク盛り合わせ」(1000円)と「穴子くんせい炭火焼」(1100円)をオーダーした。
「燻製ってベーコンとか卵とかチーズとかサーモンはよく見るけど、
そのくらいですよね。こんないろんなものが燻製になるんですね」と同僚。同感だ。

メニュー.jpg

ほどなくして、盛り合わせが運ばれてきた。

盛り合わせ.jpg

右から時計回りに、ベーコン、鴨、タコ、ポテトサラダ、餅の五点盛りだ。
お皿が来ただけで、ベーコンから発せられていると思しき燻製の薫りがあたりを満たす。
「うまそうじゃないですか!」
まずは燻製の定番ともいえるベーコン。

ベーコン.jpg

煙と脂の深い薫りが鼻腔を突き抜ける。
一口かじると、とろ~りとした脂が口の中に広がった。
「なまらうまい!」

餅.jpg

「これ揚げてあるみたいだから、熱いうちに食べましょうよ」
聡明な同僚の言葉により、餅を食べてみる。

揚げ餅のようで香ばしい。
餅の燻製を揚げて塩をかけてあるようだ。
餅の甘みがする・・・でんぷんだろうか。塩にもほのかに甘みがあるような気がする。
もちろん、餅の弾力ある食感も充分に生きている。これまた、うまい。

鴨.jpg

鴨も、肉のおいしさが凝縮されている。
噛んでいるとますます旨味というか甘みというか、奥深い肉の味が出てくるのだ。

タコ.jpg

タコはけっこうあっさりしている。燻製にすることによって風味が増しているようだ。

ポテトサラダ.jpg

そしてポテトサラダが、ふつうのポテトサラダとは軽くふた味くらい違う。
マッシュポテト状のジャガイモの中につぶつぶとした歯ごたえ。
卵とたくあん(いずれも燻製)を刻んだものだ。この味とスモーキーな薫りがまたいい。
もっと味わいたくて、思わず口の中でもてあそび、つぶつぶを探してしまう。
これがいちばん「くせになる」かもしれない。

穴子.jpg

穴子の燻製を食べるのはたぶん初めてだ。
ふっくらとやわらかく肉厚だが、ほどよく締まって歯ごたえを増している。

穴子アップ.jpg

穴子がこんな味わいになるなんて、ちょっと意外な発見だ。

「ここ確か、カレーもうまいんですよ、カレー食べましょう」
という同僚の提案に従い、「とことん煮込んだ仙台牛カレー」(1350円)を食べることにした。
たしかに、燻製ばかりでなく、洋食のメニューもいろいろある。

カレー.jpg

まずは甘さを感じた。
案外甘いカレーだと思っていたところ、あとからスパイスの刺激がやってくる。
なかなかシャープに辛い・・・。暑くなってきた。

カレーの肉.jpg

肉は、カレーの中に入っていながら「カレーの味」ではなくちゃんと「牛肉の味」がする。
しかも歯で簡単に切れるほど柔らかいのだ。

スモークの後味が、いつまでも心に残る・・・。
二杯目のグラスワインが効いたのか、ポワーンとしてきた・・・。

今日の一言
「煙のように消えてしまえたら」
会社も仕事も忘れて俗世間を離れ、ふわふわと生きてみたい・・・。
「大丈夫ですか? とりあえず僕が払っておきますから、明日会社で精算しましょう」
こいつがそうはさせてくれなさそうだが。

紹介するお店も徐々に増えてきたが、私が今つかっているのが
地図上でお店を一覧できるもの。とても重宝している・・・気になる方はこちら

本日のお店

外観.jpg

店名 けむり
住所 千代田区神田須田町1-11-5
TEL  03-5294-0035
地図はこちら

営業時間
 月曜日~木曜日
 11:30~14:00
 17:00~23:30
 金曜日
 17:00~23:30
 土曜日
 17:00~22:00
定休日:日曜日・祝日

座席 1階カウンター4名、テーブル2卓で8名、2階テーブル5卓で18名、3階掘りごたつ10名
客層 サラリーマン、OLなど幅広い

主なメニュー
 ベーコン 800円
 鴨 980円
 サーモン 600円
 たこ 600円
 もち 500円
 たくわん 500円
 チーズ 400円
 ナッツ 600円
 おまかせスモーク盛り合わせ 1000円
 海の幸のスモーク盛り合わせ 900円
 (以上、燻製料理)
 白身魚のカルパッチョ 980円
 けむり風ポテトサラダ 600円
 グリーンサラダ 800円
 仙台牛のすし 一貫400円
 フレッシュフォアグラソテー 1500円
 仙台牛のとろけるシチュー 1300円
 ハンバーグデミグラスソース 1300円
 とことん煮込んだ仙台牛カレー 1350円
 クーベルチュールのフォンダンショコラ 800円
 ドリンク
 ビール 680円
 焼酎各種 580円
 焼酎ボトル各種 5000円
 ウイスキー各種 700円~1200円
 サワー各種 420円~520円
 カクテル各種
 ソフトドリンク各種
 他にワインリストあり

〈こだわりチェック〉
 ・看板娘はいる?    アルバイトの女の子がいます。
 ・ランチはドリンク付? お茶が出ます。
 ・ランチタイムは禁煙? 喫煙可。「けむり」のお店ですから。
 ・トイレは快適?    2階と3階に洋式が1つずつ。
 ・ビールの銘柄は?   サントリーのザ・プレミアム・モルツ。
〈豆情報〉
戦後からあるという古い民家を改装した燻製料理のお店。
ベーコンなどはもとより、餅やタラコ、たくあんといった、
燻製としては珍しいものも食べられる。
洋食メニューやワインも豊富で、
仕事帰りに食事を、または燻製をつまみに一杯、はたまた友人同士の集まりや接待など、多彩な使い方が楽しめるお店だ。

machilog.jpg

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【葡萄舎(ぶどうや)】 [ランチ]

グローバル化

カレーとサラダ.jpg

日本のオフィス街で外国人の姿を見かけることが多くなった。
ここ神田も、一応例外ではない。
IT大国インドから来たエンジニアの人も多いそうだ。
そんなエンジニアの同僚を連れて行ったら喜ばれたという話を友だちから聞いたという私の同僚から教えてもらったカレーのお店をご紹介したい。
つまり、インド人エンジニアの彼は私とは何の関係もない。

看板.jpg

葡萄舎(ぶどうや)」は、古びた雑居ビルの5階にある。
エレベーターは狭く、定員は4名だ。動くたんびに「ブーッ」と警告のような音を出すので、故障か定員オーバーかと(自分一人しか乗っていなくても)ドキドキしてしまう。

エレベーター.jpg

無事に5階に着き、入店。すだれにピンナップのように今日のメニューが掲げられている。

メニュー.jpg

常時5~6種類のカレーがあり、ここから食べたいものを選ぶのだが、2種類選べるダブル、3種類選べるトリプルもある。すべてサラダつきだ。
「ベジタブルカレー」の看板が出ているとおり、野菜のカレーが中心である。
せっかくなので野菜をたくさん摂りたいな。
そう考え、「ナス・トマトカリー」と「オクラ・トマトカリー」のダブル(750円)をオーダーした。

カレー.jpg

二種類のカレーとご飯が三色旗のように美しく盛られている。
左がオクラ、右がナスだ。真ん中の奥に載っているのは干し葡萄である。

オクラのカレーは、オクラのネバネバが存分に感じられる。
カレーを食べてこの食感に出会えるなんて、不思議な気持ちだ。

オクラ.jpg

何と何と何、とはわからないが、いくつもの香辛料で複合的に味を出しているのだろう。
丁寧につくられたとわかる、味とコクの深いカレーだ。
意外だが、あまり辛くはない。

ナス.jpg

ナスのカレーは色が赤い。
赤い油が見えるので、強烈に辛いのかと一瞬ひるんだが、そんなことはなかった。
むしろオクラのカレーよりマイルドなくらいだ。
オクラのカレーとは少し違う味だが、やはり(たぶん)いろいろな香辛料が滋味を醸している。
「どっちもなまらうまい・・・」

・・・食べ進むと、必ずしも「ナス」のほうが「オクラ」よりマイルドというわけでもないことがわかってきた。
確かにどちらのカレーも、イメージしたほど辛くない。
瞬間的な刺激はあまりないのだ。やさしい味わいというか、薬膳のような感じすらする。
ただ、じわじわと、辛さというか、ホットさというのだろうか、それが効いてきて、
いつの間にか芯から熱くなってくる。

干し葡萄.jpg

付け合わせの干し葡萄は葡萄の甘酸っぱさが生きていて、おいしい。
へんに甘くはないので、とても食べやすいのだ。もっとたくさん載っていてもいいくらいだ。

サラダ.jpg

レタス、きゅうり、ポテトサラダからなるサラダも、ドレッシングの酸味が効いている。
さっぱりしていて、カレーのお供にちょうどいい。

ほとんど余談だが、お冷やも旨かった。なにか透明感のある清らかな感じがした。

ヘルシーな滋養を得て、エレベーターのブザーにわかっているのに思わず驚き、ビルを出て会社に戻る。さあ、午後の仕事だ。

今日の一言
「スパイスはピリッと効かせるだけじゃない」
じわりと効いてくるときだってある・・・。

紹介するお店も徐々に増えてきたが、私が今つかっているのが
地図上でお店を一覧できるもの。とても重宝している・・・気になる方はこちら

 

本日のお店

店名看板.jpg

店名 葡萄舎(ぶどうや)
住所 千代田区鍛冶町1-3-10
TEL  03-3254-0637
地図はこちら

営業時間
 火曜日~金曜日
 11:30~13:30
 17:00~23:00
 月曜日・土曜日
 17:00~23:00
定休日:日曜日・祝日

座席 25人くらい。詰めればもう少し入る?
客層 サラリーマン、OL

主なメニュー
 ランチメニュー
 シングル 700円
 ダブル 750円
 トリプル 850円
 ライス大盛りはプラス50円
 カレーは5~6種類から選ぶ。ナス、オクラ、カリフラワー、キャベツなどの季節の野菜のほか、豆、チキン、小海老など。
 夜のメニュー
 内容は日により異なる。以下はある日のメニュー
 カンパチの刺身 840円
 タコぶつ 630円
 にこごり 525円
 鯖の冷燻 735円
 イワシのごま漬 525円
 〆鯖 735円
 ワラビのおひたし 630円
 マカロニサラダ 630円
 ポテトサラダ 630円
 厚揚焼 630円
 赤カブ 630円
 塩えんどう豆 420円
 冷奴 420円
 チラガー(豚頭皮) 735円
 ニラの玉子焼 735円
 ベーコンオムレツ 735円
 ゴーヤの玉子炒め 945円
 焼おにぎり(2個)420円
 ドリンク
 ヱビスビール 600円
 ギネスドラフトサージャー(ビール) 600円
 赤ワイン ボトル2300円・グラス500円
 白ワイン ボトル2300円・グラス500円
 黒糖梅酒 500円
 焼酎 ボトル3000~4500円・グラス400円~500円
 立山(日本酒) 600円

〈こだわりチェック〉
 ・看板娘はいる?    娘はいません。ランチはご主人の奥様が、夜はお姉様が手伝っていらっしゃいます。
 ・ランチはドリンク付? 100円でチャイ(ホット・アイス)かコーヒー(ホット)がつきます。
 ・ランチタイムは禁煙? 禁煙ではありません。
 ・トイレは快適?     和式が1つ。
 ・ビールの銘柄は?   ヱビスと、ギネスドラフトサージャー。
〈豆情報〉
ランチタイムのだしものは、1970年代にインドや中近東を旅していたご主人がその経験に基づき試行錯誤を重ねてつくりあげたカレーである。
インドなどでは宗教的な背景からカレーといえば具は野菜。ということで、野菜のカレーが主力のラインナップとなっている。
これが近年の健康志向を反映して、評判は上々だ。
ただし業態は、カレー屋ではなく居酒屋である。
25年ほど前に居酒屋として開店した。料理のひとつとしてカレーの提供はあったが、ランチの営業を始めたのは6年ほど前からだ。
年に3~4回、ジャズ音楽などのライブが開催される。
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時代も国境も越えたディープな空間に、今夜も常連さんが集う。
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サラリーマンの街・神田の、意外な一面を発見できるかもしれない。

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